【2024最新】RIZINフェザー級ランキング│選手一覧&戦績・強さを紹介

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「2024年最新」RIZINフェザー級ランキングを紹介していきます。

王者が目まぐるしく交代し混沌を極めるRIZINフェザー級ですが、

  • "アゼルバイジャンの英雄"ヴガール・ケラモフ
  • 王座返り咲きを狙う"柔術界の鬼神"クレベル・コイケ
  • クレベルへ&ケラモフへのリベンジに燃える朝倉未来

など「現王者包囲網」を敷く選手たちからも目が離せません。

強いだけでなく選手それぞれが個性的かつ大きな影響力を持ち、試合以外の面でも楽しませてくれるのがRIZINフェザー級の魅力。

非公式ですが「RIZINフェザー級ランキング」でトップファイターのプロフィールや戦績をチェックして、個性豊かなRIZINフェザー級戦線をより楽しんでいきましょう。

階級別RIZINランキング│各階級のRIZIN王者&TOP10ランカー一覧

RIZINフェザー級(-66.0㎏)最強は?強さランキング

【2024年最新】RIZINフェザー級ランキング

現在、BELLATORフェザー級王者パトリシオ・ピットブルや前RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフを1RKOし、圧倒的インパクトで王座戴冠した第5代RIZINフェザー級王者・鈴木千裕選手を中心に回っているRIZINフェザー級戦線。

格闘技界だけに収まらない絶大な影響力を持つ朝倉未来選手ありきで始まったRIZINフェザー級ですが、朝倉未来選手といえども簡単には王座に手が届かないシビアさもRIZINフェザー級の面白いところ。

王座交代劇が繰り返される群雄割拠の「RIZINフェザー級ランキング」をチェックしていきましょう。

  • 海外のMMAランキングサイトの順位をベースに「RIZINでの試合数/戦績/勝利した対戦相手」などを考慮しランキング
  • 戦績はMMA戦績&RIZIN戦績それぞれ表記
  • 最新試合の結果を踏まえて順位を更新していきます
RIZINにはランキング制度がないためあくまで非公式の強さランキングとなります。また、ランキングとしてだけでなくRIZINフェザー級ファイターのRIZIN参戦までの経歴や選手同士の相関図、これまでのRIZINフェザー級戦線の流れをおさらいできる感じにもなってるのでお楽しみ下さい。もくじタップで好きな所から読めます

RIZINフェザー級から階級転向した選手

佐々木憂流迦

佐々木憂流迦(ささきうるか)

生年月日/年齢1989年10月7日(34歳)
出身地静岡県沼津市
身長/リーチ177cm/183cm
戦績36戦24勝(2TKO/12Sub)10敗2分(RIZIN7戦3勝4敗(RIZINバンタム級4戦、フェザー級3戦)
バックボーンレスリング/ブラジリアン柔術
その他元UFCファイター/修斗新人王決定トーナメントライト級優勝/第3代修斗環太平洋フェザー級王者/セラ・ロンゴ・ファイトチーム所属

佐々木憂流迦(ささきうるか)選手は修斗を主戦場に活躍後UFCに参戦、MMA最高峰の舞台で9戦4勝を挙げすべてチョークで一本勝ちと抜群の極めの強さを見せた"寝技天狗"。

打撃もシャープでスタイリッシュな印象の佐々木憂流迦選手ですが、ゴリゴリのストライカー「PRIDE武士道レジェンド」五味隆典さんに影響を受けMMAの世界に。

MMAと並行してグラップリングマッチにも出場し、2011年にはDEEP主催のグラップリングトーナメントで現RIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦し判定勝利を収めている。

UFCリリース後2018年12月にRIZINにバンタム級ファイターとして参戦、現UFCファイターのマネル・ケイプに判定勝利。その後石渡伸太郎選手・朝倉海選手に2連敗、朝倉海選手との試合では顎を骨折し約1年間戦線離脱を余儀なくされた。

RIZIN.30からは階級をフェザー級に変更、堀江圭功選手に判定負け。RIZIN TRIGGER 2ndではクレベル・コイケと11年振りに対戦、1Rに打撃でダウンを奪い優勢に立つも2Rにリアネイキッドチョークで一本負けを喫している。

佐々木憂流迦選手は階級転向というか2024年1月2日にプロレスリング・ノアでプロレスデビュー、90㎏台のガチムチ体型にビルドアップしてるよ。
プロレス仕様の筋骨隆々の肉体からフェザー級に戻すとしても相当時間がかかるだろうしMMAの試合は当分おあずけっぽい。
ちなみに憂流迦選手がプロレス転向したきっかけは、現在WWEの日本人スーパースターとして活躍する"キング・オブ・ストロングスタイル"中邑真輔選手の試合に魅せられたことが決め手となった模様。
プロレスリング・ノアの王座を目指す佐々木憂流迦選手の新たなチャレンジを応援しよう。

堀江圭功

堀江圭功(ほりえよしのり)

生年月日/年齢1995年5月10日(28歳)
出身地長崎県佐世保市
身長/リーチ172cm/178cm
RIZIN戦績18戦13勝(6(T)KO)5敗(RIZIN6戦4勝2敗)
バックボーン剛柔流空手/極真空手/ブラジリアン柔術
その他ALLIANCE所属/入場曲「Champion/東方神起」パンクラス第23回ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝/UFC参戦経験あり

幼少期は伝統派の剛柔流空手を学び高校時代には極真空手と、伝統派空手とフルコンタクト空手両方をバックボーンに持っている。試合では遠い間合いから一気に距離を詰め重い打撃を当てていくタイプのストライカーで、伝統派空手が色濃く反映されているような印象の打撃。

堀江圭功選手は青木真也選手も絶賛の腰の重さで相手のやりたい試合展開を潰し、プレッシャーと重い打撃で追い詰めていくファイトスタイル。

2016年からパンクラスに参戦すると破竹の6連勝、2017年ネオブラッド・トーナメント フェザー級優勝&MVPを獲得。2020年9月にはRIZINにも参戦中のバンタム級キング・オブ・パンクラシスト中島太一選手とフェザー級キング・オブ・パンクラシスト次期挑戦者決定戦で対戦し、僅差の判定負けを喫している。

RIZIN参戦後は関鉄也・佐々木憂流迦・中田大貴選手ら相手に3連勝し実力を示すも、自ら対戦希望していたヴガール・ケラモフ戦では2Rリアネイキッドチョークで一本負けを喫しする。

試合後 堀江圭功選手は実際肌で感じたケラモフの強さについて

  • 「極めの強さ。組まれた時のフィジカルの強さは想定内だったけど、離れ際の打撃の巧さで効かされそこは想定外でしたね」
  • 「組んでしまえば何とかなるんですけど、片足タックル入った時の一瞬の崩しとかも上手かった」

ヴガールケラモフはパワーだけでなく細かい部分でのテクニックの上手さがあったと称賛。

RIZIN.44から堀江圭功選手はライト級(-71kg)へ階級アップしてるよ。

牛久絢太郎

牛久絢太郎(うしくじゅんたろう)

生年月日/年齢1995年2月28日(28歳)
出身地東京都足立区
身長/リーチ173cm/173.5cm
戦績30戦21勝(6TKO)9敗(RIZIN7戦4勝3敗)
バックボーン柔道
その他第10代DEEPフェザー級王者/第2代RIZINフェザー級王者/K-Clann所属で現RIZINスーパーアトム級王者の伊澤星花選手とは同門→ATT(AMERICAN TOP TEAM)に移籍。

牛久絢太郎選手は2014年にパンクラス第20回ネオブラッド・トーナメント(フェザー級)で優勝、2019年からDEEPを主戦場に。2020年9月には4戦目にしてDEEPフェザー級タイトルマッチを行い、弥益ドミネーター聡志選手に判定勝利で第10代DEEPフェザー級王者に輝いている。

牛久絢太郎選手は屈強なフィジカル&無尽蔵のスタミナで粘り強くテイクダウンを狙い、試合をコントロールしていくファイトスタイル。元K-1王者でボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹選手を輩出した地元足立区のキックボクシングジム「POWER OF DREAM」仕込みの打撃の上手さも併せ持っている。

RIZINには2021年「RIZIN.31」から参戦、初参戦にしていきなり初代RIZINフェザー級王者 斎藤裕選手とのRIZINフェザー級タイトルマッチとなった。

斎藤裕選手とのタイトルマッチで膝蹴りのカットによりドクターストップで勝利、牛久絢太郎選手がRIZIN初参戦でフェザー級王座戴冠に成功

その後斎藤裕選手とのダイレクトリマッチにも勝利し王座防衛、しかし続くクレベル・コイケとのタイトルマッチでは2R三角絞めで一本負けし王座陥落している。

RIZIN.44にて萩原京平選手を完封し勝利するも、試合後「階級変更したら盛り上がりますかね?」と階級変更を示唆。その後牛久選手は正式にRIZINバンタム級への転向を発表しており、元フェザー級王者が朝倉海選手が王座に君臨するバンタム級の序列を荒らせるか注目だ。

西谷大成

西谷大成(にしたにたいせい)

生年月日/年齢1996年10月26日(27歳)
出身地岡山県岡山市
身長/リーチ171cm/171cm
戦績13戦6勝(4Sub)7敗(RIZIN2戦2敗)/キック1戦1勝/BreakingDown6戦5勝1敗
バックボーンレスリング
その他JAPAN TOP TEAM所属/朝倉未来1年チャレンジ一期生

西谷大成選手は朝倉未来選手の若手格闘家育成プロジェクト「朝倉未来1年チャレンジ一期生」オーディションに合格し、2020年「DEEP 95 IMPACT」でMMAデビュー。岩永翔吾選手に1Rリアネイキッドチョークを極め一本勝ちでデビュー戦を飾っている。

以降MMAではDEEPを主戦場とし11戦6勝5敗の戦績を残す。6勝のうち4勝をチョークで一本勝ちするグラップラーながら、師匠・朝倉未来選手主催のBreakingDownでは5連勝を飾り(元K-1 MAX世界王者アルバート・クラウス含む)立ち技ルールの打撃でも強さを見せている。

さらにYA-MAN主催のOFGキックイベント「FIGHT CLUB」ではRISEの"クレイジーピエロ"山口裕人選手と対戦、3度ダウンを奪い1R TKO勝利。現役RISEファイターを圧倒し改めて打撃の強さを証明した。

2023年6月24日、西谷大成選手のRIZINデビュー戦となったRIZIN.43で"怪物くん"こと鈴木博昭選手と対戦、1R序盤でテイクダウンを奪い優勢に試合を進める。しかしスタンドに戻され跳び膝蹴りを放った際、鈴木博昭選手の豪快な左フックがクリーンヒット→グラウンドパンチ連打で西谷大成選手が1R56秒TKO負けを喫している。

2024年3月23日開催RIZIN LANDMARK 9でパンクラスフェザー級ランキング1位のハードパンチャー高木凌選手と対戦決定。しかし西谷大成選手は2月開催のBreakingDown11にてYURA選手にKO負けを喫しており「高木凌 vs. 西谷大成」はRIZIN.46へ延期となった。

闇谷くんこと西谷大成選手がパンクラスのガチ強豪・高木凌選手相手に"RIZINデビュー戦秒殺KO負け"の汚名返上できるか注目だ。
「高木凌 vs. 西谷大成」は1R序盤 西谷大成選手が得意の組みの展開に持ち込むもその後スタンドに戻され打ち合いに応じ、高木凌選手の右ストレートからのパウンド連打でKO負けを喫している。
RIZIN2戦2敗と厳しい結果になった西谷くんの再起に期待。

カイル・アグォン

カイル・アグォン(Kyle Aguon)

生年月日/年齢1989年4月14日(34歳)
出身地アメリカ合衆国グアム
身長/リーチ175cm/182cm
戦績26戦14勝(3Sub)12敗(RIZIN5戦1勝4敗)
バックボーン柔術/ボクシング
その他元PXCバンタム級王者/SPIKE22所属/入場曲「Thief/Ookay」妻はレスリングエリート&MMAレジェンド・山本美憂さん

カイル・アグォン選手はアメリカ合衆国グアムを拠点とする格闘技イベントPXC(Pacific Xtreme Combat)の元バンタム級王者。元UFCファイター田中路教選手ともタイトルマッチで対戦している。グラウンドの固い試合運びで相手をコントロールし判定勝利する手堅いファイトスタイル。

2017年にパンクラスに参戦するとカイル・アグォン選手はISAO選手や中島太一選手など王者クラスの強豪にも勝利

カイル・アグォン選手は2020年からRIZINに参戦し5戦1勝4敗と、RIZINでは負け込んでいる。ヴガール・ケラモフやクレベル・コイケと超強豪との対戦が続き、山本空良/萩原京平選手など中堅どころの選手にも敗北を喫した。

しかしRIZIN.35ではどの局面でも闘えるテクニシャン芦田崇宏選手をグラウンドテクニックで終始コントロールし勝利。今後は未対戦の弥益ドミネーター聡志選手や佐々木憂流迦選手など噛み合いそうな相手とのサバイバルマッチでの勝利に期待。

萩原京平

萩原京平(はぎわらきょうへい)

生年月日/年齢1995年12月28日(28歳)
出身地大阪府豊中市
身長/リーチ178cm/180.5cm
戦績17戦7勝(5(T)KO)10敗(RIZIN14戦6勝8敗)
バックボーンMMA(地下格闘技)
その他TRIBE TOKYO MMA所属

萩原京平選手は17歳から地下格を中心にアマチュア大会で叩き上げ、UFCのレジェンド"悪童"ネイト・ディアスをリスペクトする"アンダーグラウンドエンペラー"

2020年RIZIN.22で初参戦し、地元大阪の先輩後輩の仲である白川陸斗選手と対戦。バチバチの打撃戦を制し3Rシャープなストレート連打でTKO勝利。

その後もRIZINデビュー戦の平本蓮選手や「怪物くん」鈴木博昭選手ら、ストライカーとの対戦で強さを見せている。しかし弥益ドミネーター聡志/クレベルコイケ/鈴木千裕選手らに一本負けを喫しており3連敗。

RIZIN. 41ではカイル・アグォンとの試合に背水の陣で臨みグラウンドでの対応力の進化を見せ判定勝利を収めるも、牛久絢太郎選手・武田光司選手との対戦では持ち味を消され2連敗を喫している。

武田光司選手との試合後しばらくして萩原京平選手は自身のYouTubeにてバンタム級転向を発表するも、RIZIN.48「高木凌 vs. 萩原京平」フェザー級マッチが決定。

芦田崇宏

芦田崇宏(あしだたかひろ)

生年月日/年齢1989年8月29日(33歳)
出身地埼玉県越谷市
身長/リーチ174cm/177.5cm
戦績40戦24勝(7(T)KO/4Sub)14敗2分(RIZIN6戦2勝4敗)
バックボーン柔道/ボクシング/レスリング
その他第8代DEEPフェザー級王者/BRAVE所属/入場曲「WAR WAR! STOP IT(下町兄弟)」

芦田崇宏選手は中学では柔道、高校ではボクシングを始めボクシングの名門として有名な花咲徳栄高校出身でボクシングでインターハイと国体に出場。その後レスリングエリートでHERO'Sレジェンドの宮田和幸さん主催のBRAVEに入門しMMAファイターに。

プロデビュー後はDEEPを主戦場に活躍、2017年に「Road to UFC Japan」にも参加した上迫博仁選手とのDEEPフェザー級タイトルマッチに勝利し第8代DEEPフェザー級王者に輝いている。

しかし次戦で弥益ドミネーター聡志選手に一本負けを喫し、ダイレクトリマッチでも弥益選手に敗北し王座陥落。ちなみに2015年にはREBEL FCで現RIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦、1R三角絞めで一本負けしている。

RIZIN初参戦では萩原京平選手のダーティな打撃に苦戦するもグラウンドでは終始コントロール。萩原京平のポジションを返そうとする動きに合わせた三角絞めをセット、アームロックで一本勝ちを収めている。

その後は金原正徳/カイル・アグォン/摩嶋一整選手に敗戦。今後の巻き返しに期待。

弥益ドミネーター聡志

弥益ドミネーター聡志(やますドミネーターさとし)

生年月日/年齢1990年1月23日(33歳)
出身地埼玉県さいたま市
身長/リーチ176cm/180cm
戦績20戦12勝(4(T)KO/5Sub)8敗(RIZIN5戦2勝3敗)
バックボーン
その他第9代DEEPフェザー級王者/teamSOS所属/入場曲「ねがい/B'z」

筑波大学卒大手食品メーカー勤務のエリートサラリーマン兼MMAファイター、弥益ドミネーター聡志選手。試合前のトラッシュトークでも知性&ユーモアを発揮し人気。

元UFC世界バンタム級王者ドミニク・クルーズを彷彿とさせるトリッキーな打撃で幻惑するスイッチヒッターで、スタンドの打撃のみならずアームロックを始めグラウンドでも極めの強さを見せるオールラウンダー。

牛久選手と同じくDEEPを主戦場とし2016年5月から3年間に渡り8連勝、2018年10月には芦田崇宏(あしだたかひろ)選手とのDEEPフェザー級タイトルマッチに勝利し第9代DEEPフェザー級王者に輝いている。

その後DREAMでも活躍したDJ.taiki選手との試合に勝利し王座防衛するも、2020年9月の牛久絢太郎選手とのタイトルマッチでは判定負けを喫し王座陥落。

RIZINデビュー戦では朝倉未来選手に左ハイからのパウンドで1RKO負け、しかし“ブラックパンサー”ベイノア・萩原京平選手に連勝。特に萩原京平戦では相手の持ち味を出させず、グラウンドに引きずり込み鮮やかな一本勝ちで試合巧者ぶりを魅せた。

2022年11月のRIZIN LANDMARK4で平本蓮選手とキャッチウェイト70㎏で対戦。果敢にテイクダウンを狙いに行くアグレッシブさを見せるも、平本蓮選手のテイクダウンディフェンスの強さ&空手のカウンタースタイルに多くのダウンを喫し敗北している。

RIZIN.45にて新居すぐる選手との"元DEEPフェザー級王者 vs 現フェザー級キング・オブ・パンクラシスト"対決が決定。
お互いグラップリングを得意としつつもスタンドの打撃でも強さを見せるオールラウンダーという似た者同士のサバイバルマッチは新居すぐる選手の右フックKO勝利という衝撃的な結果に…弥益ドミネーター聡志選手の再起戦に期待。

鈴木博昭(怪物くん)

鈴木博昭

生年月日/年齢1984年12月6日(39歳)
出身地愛知県豊橋市
身長/リーチ167cm/173cm
戦績MMA8戦4勝(4(T)KO)4敗/SB・キック戦績54戦40勝13敗1分
バックボーン空手/シュートボクシング
その他S-cup65kg世界トーナメント優勝/初代SB世界スーパーライト級王者/BELLWOOD FIGHT TEAM・ボンサイ柔術所属/入場曲「英雄/doa」

"Shoot Boxing(シュートボクシング)の怪物くん"こと鈴木博昭選手がMMA転向&RIZINフェザー級に参戦。

鈴木博昭選手は2013年にS-cup2013 65kg日本トーナメントで優勝後、翌年SB日本スーパーライト級王座決定戦にて平井慎介選手に1R TKO勝利し王座獲得に成功。

さらに2014年開催のS-cup65kg世界トーナメント優勝でも優勝、2015年に初代SB世界スーパーライト級王座を獲得し世界中レベルの実力者であることを証明。

シュートボクシングでは石田光洋/西浦"ウィッキー"聡生/リオン武/ヨアキム・ハンセン/小見川道大選手など、立ち技格闘技に挑戦したMMAファイターをことごとく返り討ちにし"SBの門番"として強さを見せつけている。

ONE Championshipで元ルンピニー&ラジャダムナンムエタイ王者ノンオーとのムエタイ・バンタム級タイトルマッチを経て、2021年"怪物くん"がRIZIN参戦&MMAデビュー

RIZIN LANDMARK1で奥田啓介選手を膝蹴りからのパウンドで一蹴し、ビッグインパクトを残す。しかしその後、萩原恭平/平本蓮/青井人選手に判定負けを喫している。

2023年6月開催 RIZIN.43で"朝倉未来チャレンジ1期生"西谷大成選手と対戦、西谷大成の右跳び膝蹴りに左オーバーハンドフックをカウンターで合わせパウンドアウト。1年3カ月振りの復帰戦で豪快KO勝利を飾った。

現在2連続TKO勝利で覚醒した怪物くんがRIZINフェザー級でKO量産の"ガンギマリMMA"を見せてくれることに期待。
RIZIN LANDMARK 8では元DEEPフェザー級王者・芦田崇宏選手にサカボ→グラウンドパンチ連打で1RTKO勝利。さらにリング上でYA-MANに対戦アピールした怪物くん、お望み通り超RIZIN3にて「鈴木博昭 vs. YA-MAN」決定。

YA-MAN

YA-MAN(ヤーマン)

生年月日/年齢1996年5月31日(28歳)
出身地埼玉県富士見市
身長/リーチ173cm/171cm
戦績MMA3戦2勝(2(T)KO)1敗/キック18戦14勝(7(T)KO)4敗
バックボーンストリートファイト/キックボクシング
その他初代RISEオープンフィンガーグローブマッチ-65kg級王者/TARGET SHIBUYA所属/入場曲「Walking Alone/Swedish House Mafia」「Showdown/Black Eyed Peas」

お互いキックをバックボーンに持つ者同士、試合前からとんでもない舌戦を繰り広げた因縁試合「平本蓮 vs. YA-MAN」がRIZIN.45で決定。

RIZIN.45の裏メイン「平本蓮 vs YA-MAN」は壮絶な打撃戦となるも、平本蓮選手がYA-MANの剛腕フックを当てさせず打撃&組み技でコントロールし完勝。MMAファイターとしての進化を見せるとともに朝倉未来戦へ王手をかけている。

"最強RISE"から最狂の殴り屋YA-MANがRIZINフェザー級に参戦。
超RIZIN.3で怪物くんこと鈴木博昭選手と対戦決定。「元SB王者 vs. RISE OFG王者」によるジャパニーズクレ〇ジーストライカー同士の真夏の祭典ド突き合い楽しみやね。

怪物くんとキングオブストリートファイト、どちらのバトルマニアが「生物的に強い」のか?

真夏の格闘技の祭典にふさわしいKO必至のストライカー対決「鈴木博昭 vs. YA-MAN」はYA-MANがテイクダウンディフェンスの強さ&テイクダウンされた後の対処の速さを見せ、打撃戦の末 怪物くんに左フックでKO勝利。RIZINフェザー級戦線にインパクトを残している。

推しのキャバ嬢にじほさんへの愛の力で劇的KO勝利を挙げたYA-MAN。
次戦はグラップラーとの対決を希望。ここクリアして平本蓮選手へのリベンジロード、またRIZINフェザー級上位陣との対戦に一手駒を進めることができるか?

山本空良

山本空良(やまもとそら)

生年月日/年齢2000年10月29日(23歳)
出身地北海道札幌市
身長/リーチ180cm/180cm
戦績20戦12勝(3(T)KO/6Sub)8敗(RIZIN7戦3勝4敗)
バックボーンMMA
その他初代PFCフェザー級王者/元Fighting NEXUSフェザー級王者/父の山本喧一さん(元総合格闘家/プロレスラー)主催のパワーオブドリーム所属/入場曲「The Phoenix (sped up version)/Fall Out Boy」

父の山本喧一さん主催の格闘技イベントPFC(Pound 4 Pound Championship)で16歳でフェザー級王者になったのち、2017年12月開催の「RIZIN FF アマチュアMMA 2017」フェザー級で優勝。

ちなみにPFCでは修斗ライト級王者の西川大和選手とも3度対戦、山本空良選手が3戦全勝。

2021年Fighting NEXUSに参戦して3戦目で初代フェザー級王者決定トーナメント決勝戦に勝利、初代Fighting NEXUSフェザー級王者となる。

RIZIN初参戦のRIZIN TRIGGER 1stでは鈴木千裕選手と対戦し判定負けを喫するも、中村大介選手やカイル・アグォンなど強豪相手に3連勝。

しかし続く試合ではヴガールケラモフや金原正徳選手と強豪との対戦が続き2連敗を喫する。また、RIZIN.42で極めの強さを見せた横山武司選手とはFighting NEXUSでタイトルマッチとして対戦、敗北し王座陥落している。

RIZIN.46「山本空良 vs. イルホム・ノジモフ」決定。RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijanで182㎝の長身&187㎝の長いリーチを活かしたスピーディな打撃コンビネーションを披露したウズベキスタンの猛者・ノジモフ相手に山本空良選手が復帰戦を飾れるか注目だ。

横山武司

横山武司(よこやまたけじ)

生年月日/年齢1996年7月2日(26歳)
出身地東京都
身長174cm
戦績7戦6勝(5Sub)1敗(RIZIN2戦1勝1敗)
バックボーン柔道/伝統派空手/ブラジリアン柔術(黒帯)
その他2019年全日本柔術選手権アダルト黒帯フェザー級優勝/Fighting NEXUSフェザー級王者/teamセラヴィー/Swells柔術ジム所属/入場曲「Scarface (Push It To The Limit)/Paul Engemann」

横山武司選手は2022年2月にFighting NEXUSでMMAプロデビューから3連勝、3試合とも一本勝ちの極めの強さを見せているグラップラー。

2022年11月、Fighting NEXUSでの4戦目「Fighting Nexusフェザー級タイトルマッチ」にて、RIZINフェザー級ファイターでもある山本空良(やまもとそら)選手に判定勝利し王座戴冠

2019年にはブラジリアン柔術のアダルト黒帯オープンクラス決勝戦にて現RIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦、クレベルの跳び付きからの三角絞めで一本負けを喫している。

RIZIN初参戦では1.6㎏体重超過した山本琢也選手をグラウンドで圧倒、1Rアームバーで一本勝ち。試合後インタビューで横山武司選手は王者クレベルコイケについて、

  • 「クレベルとは柔術で負けてて業界的には尊敬する大先輩。誰もクレベル倒せないだろうなと思ってます、流石だなと」
  • 「本当にクレベルをMMAで倒せるのは僕だけだと思ってます。みんな寝技対応できなさすぎなんで」
  • 「でもワンチャン勝てるかなくらいで(クレベルに勝つ可能性は)10%くらい」

と語り柔術界の先輩クレベル・コイケへのリスペクトを示しています。

今後横山武司選手がRIZIN継続参戦するなら「和製クレベル」的な感じで一本勝ち量産していく予感。
RIZINデビュー戦でまったく緊張しなかったらしいし大物の片鱗見せてるよね。

RIZIN.44では摩嶋一整選手と対戦、"寝技師対決"を期待されるも摩嶋一整選手の手堅い試合運びに極めの強さを発揮できず。復帰戦は「ストライカー対グラップラー」の構図や、RIZINフェザー級へ続々参戦してきている強豪外国人選手との対戦が観たいところ。

高木凌

高木凌(たかぎりょう)

生年月日/年齢1999年9月12日(25歳)
出身地千葉県
身長/リーチ178㎝/179㎝
戦績10戦8勝(6(T)KO/1Sub)2敗(RIZIN3戦2勝1敗)
バックボーン
その他パラエストラ八王子所属/元PANCRASEフェザー級ランキング1位/入場曲「Two Tones/tAisuke & OHC」「Receive You/MAKOTCH & YURI & TOMICA」

高木凌選手はMMA戦績9戦7勝のうち6勝をKOでフィニッシュしている"パンクラスの若きKOアーティスト"

現フェザー級キング・オブ・パンクラシストの新居すぐる選手にはアームロックで一本負けを喫するも、新居すぐる戦以外はパンクラスで全勝している。

PANCRASE 335では中田"ザ・リッチ"大貴選手と対戦、バックステップで距離調整し右ストレート→パウンド連打で1RTKO勝利でメインを飾った。

RIZIN LANDMARK 6ではRIZIN初参戦にしてSBC&OFCフェザー級2冠王者の超強豪ビクター・コレスニックと対戦

多彩な蹴りを中心にハイテンポで攻めるコレスニックに攻め切らせず、高木凌選手が2R序盤に右ストレートでダウンを奪う互角の健闘を見せるも3Rにはコレスニックの粘り強い組みに苦戦し判定負けを喫している。

結果だけ見れば高木凌選手のRIZIN初参戦は黒星となったものの、戦績で圧倒的に格上のビクター・コレスニック相手に互角に渡り合ったのヤバいよね。
高木凌選手がこれまでKOの山を築いてきた右ストレートは単なる剛腕パンチじゃなくて獲物を誘い込んで一撃で仕留めるハンター的な感じで当てるまでの布石がいいよな。
今後強豪海外勢が多数襲来し激化するRIZINフェザー級戦線でも高木凌選手のKO量産劇を見せてほしい。

RIZIN.46では朝倉未来1年チャレンジ一期生の西谷大成選手と対戦、前評判通りのKOアーティストっぷりを発揮し1RKO勝利。RIZINフェザー級日本人エース候補筆頭・高木凌選手の次戦に注目だ。

武田光司

武田光司(たけだこうじ)

生年月日/年齢1995年8月13日(29歳)
出身地埼玉県草加市
身長/リーチ170cm/173cm
戦績23戦16勝(2(T)KO/5Sub)7敗(RIZIN13戦6勝7敗)
バックボーンレスリング
その他第9代DEEPライト級王者/所属 BRAVE→フリー/入場曲「飛行機/KOHH」「Super Star/KOHH」

元DEEPライト級王者でこれまでRIZINライト級で数々の強豪外国人ファイターと激闘を繰り広げてきた"漆黒のヘラクレス"武田光司選手がライト級→フェザー級へ階級転向

武田光司選手のRIZINフェザー級転向・初戦はRIZIN LANDMARK 9「武田光司 vs. 萩原京平」の"レスラー対ストライカー"の構図となった。

「武田光司 vs. 萩原京平」

1R後半に組みの展開から萩原京平選手の膝蹴りが金的に入りインターバルが取られるも武田光司選手が気合と根性で試合続行。ケージ際の四つ組み状態から再開、スタンドバックから投げを狙うも萩原京平がこれ防ぎ1ラウンド終了。

2R中盤 武田光司がタックルでケージ際に押し込みバックからスープレックスを狙うも萩原京平が粘りを見せる。バックキープしつつ膝蹴りを入れていく武田光司が離れ際に右ハイ、萩原京平が左フックを見せラウンド終了。

3R 打撃の距離で見合ってから武田光司がプレッシャーをかけ、タックルでケージに押し込みバックを取る。ブレイク後武田光司のタックルを受け萩原京平が投げを見せるも再びバックを取られ、武田光司がバックチョーク→アームロックを仕掛けるも極めきれず。

武田光司選手が萩原京平選手にスタンドの打撃の機会を与えず終始コントロールし完封、フェザー級転向初戦を3-0判定勝利で飾っている。

"対世界"を見据え適正階級で始動したタケダノフこと武田光司選手。今後この粘り強いレスリング力を活かした激闘ファイトでRIZINフェザー級の上位選手も食って序列を荒らしていきそうな予感。
ケラモフやフェザー級転向したアーチュレッタなど、組みの強い強豪外国勢とやったら名勝負生まれそうやね。仮にこの辺の猛者も食うようなことがあれば武田光司選手が一気にフェザー級戦線のトップコンテンダー候補になってくるよな。

RIZIN.47でRIZINフェザー級に参戦するMMA戦績10戦10勝&全フィニッシュのパーフェクトレコードを誇るキルギス人猛者ファイター、ラジャブアリ・シェイドゥラエフに武田光司選手が漢気対戦アピールし試合決定。

武田光司選手がヤバすぎる海外未知強豪シェイドゥラエフを初見で食って一気にベルトを射程圏内に入れるのか?

RIZIN.47の裏メイン級好カード「武田光司 vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」は1R打撃の攻防後、打撃でプレスをかけたシェイドゥラエフがダブルレッグからリフトしテイクダウンに成功。バックポジションから4の字ロックでコントロール→リアネイキッドチョークで一本勝ちしパーフェクトレコードを更新している。

レスリングエリートでRIZINライト級の海外勢としのぎを削ってきた武田光司選手を組みの展開で圧倒してみせたラジャブアリ・シェイドゥラエフ。このまま一気にRIZINフェザー級の中心人物となるか?

新居すぐる

新居すぐる(にいすぐる)

生年月日/年齢1991年1月13日(33歳)
出身地北海道余市郡余市町
身長/リーチ173cm/172cm
戦績30戦17勝(3(T)KO/11Sub)13敗(RIZIN5戦2勝3敗)
バックボーン柔道/柔術紫帯
その他HI ROLLERS ENTERTAINMENT所属。X-1ライト級トーナメント優勝/第10代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト(PANCRASE王者)/入場曲「Thunder/Gabry Ponte x LUM!X x Prezioso」

新居すぐる選手は柔道がバックボーンのグラップラー。高校時代に全国高校柔道選手権北海道大会66kg級優勝の実績があり、MMAでは得意技のアームロックをはじめ様々な極技で一本勝ちを量産

2018年にはハワイ開催のX-1 World Eventsライト級トーナメントに出場、1DAYトーナメント3試合のうち2試合をアームロックで極め優勝。

RIZINでは中村大介選手に腕十字で一本負け、山本空良選手には右フックからのパウンドでTKO負けと2連敗。しかしRIZIN.43で飯田健夫選手に右ストレートからの無慈悲なサッカーボールキックでKO勝利し打撃の強さも見せつけた。

2023年9月24日「PANCRASE 337」で新居すぐる選手がパンクラス フェザー級 第10代王者決定戦に出場、同級1位の亀井晨佑選手に2Rアームロックからのレッグチョーク(センタクバサミ)で一本勝ち。新居すぐる選手が第10代フェザー級キング・オブ・パンクラシストに輝いている。

「週6で飲み遊んでる」と豪語するパリピなパンクラス王者がRIZINフェザー級戦線でも"掴めば必ず極める"アームロックで一本勝ちを魅せてくれるか注目だ。

RIZIN.45で元DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志選手と対戦。カーフキックを起点に攻めるドミネーターに新居すぐる選手の右フックがクリーンヒット、お互い寝技を得意としている猛者同士の一戦は打撃での衝撃KO決着となった。

ドミネーター戦での勝利後、新居すぐる選手は

「RIZINでは2試合KOですけど寝技が自信あるんで。クレベル選手でも極めれる自信あるからクレベル選手とやりたいですね」

と豪語し"柔術界の鬼神"クレベル・コイケ選手に宣戦布告。さらにRIZIN.46でかつての同門・中原由貴選手と激闘を演じたビクター・コレスニックが新居すぐる選手に対戦アピール→新居すぐる選手も対戦ウェルカムのご様子。

超RIZIN.3「新居すぐる vs. 摩嶋一整」決定。お互い柔道をバックボーンに持ちながら「クラブセキュリティTikToker vs. 工場勤務のサラリーマン」という正反対のライフスタイルを送る日本人対決が決定。

「新居すぐる vs. 摩嶋一整」は摩嶋一整選手がテイクダウン→グラウンドコントロールで優位に進め、4の字ロックから右腕を固めリアネイキドチョークで2R一本勝ち。日本人グラップラー対決を制している。

中原由貴

中原由貴(なかはらよしき)

生年月日/年齢1992年10月13日(31歳)
出身地広島県尾道市
身長170cm
戦績25戦18勝(8(T)KO/1Sub)7敗(RIZIN5戦3勝2敗)
バックボーン柔道
その他元ONEフェザー級ファイター/元GLADIATORフェザー級王者/マッハ道場所属/入場曲「夢の中/Y'S」

中原由貴(なかはらよしき)選手はHERO'Sレジェンド"神の子"山本KID徳郁さんの影響でMMAを始め、修斗&PRIDEレジェンドの桜井"マッハ"速人さん主催のマッハ道場に入門したハイブリッドMMAファイター。

サウスポーの重い打撃と勝機を逃さず仕留めるパウンド、柔道仕込みの腰の重さが武器の手堅いファイトスタイル

2014年にGLADIATORフェザー級王者に輝いた後パンクラスに参戦、2015年~2018年はONE Championship参戦まで怒涛の8連勝を飾っている。柔術世界王者ゲイリー・トノンとのMMA戦ではヒールホールドで一本負けを喫するも、その後2連勝しRIZIN参戦。

RIZINではZSTフェザー王者 関鉄也選手、BRAVE所属で同じく元GLADIATORフェザー級王者の原口央選手相手に連勝。しかしRIZIN.40で対戦した鈴木千裕選手にはサウスポーの重い打撃で優勢に試合を進めるも、鈴木千裕選手のフック連打からのパウンドでKO負けを喫している。

RIZIN.44では白川陸斗選手とのRIZINフェザー級サバイバルマッチに勝利、「何とか踏みとどまったので、上位を突き上げにいきたい」とRIZINフェザー級戦線のトップファイターとの試合を希望している。今後の「中原由貴選手vs上位陣」のマッチアップに期待。

RIZIN.46にて「中原由貴 vs. ビクター・コレスニック」決定。RIZIN LANDMARK 6でパンクラス・フェザー級ランキング1位のハードパンチャー高木凌選手との激闘を制した強豪・コレスニックとの日露オールラウンダー同士のサバイバルマッチに注目だ。
RIZIN.46では手数で上回り主導権を握ったコレスニックに判定負けを喫するも、3R通して互角の打撃戦を展開し改めて日本人トップクラスの実力を証明した中原由貴選手。復帰戦に期待。

摩嶋一整

摩嶋一整(まじまかずまさ)

生年月日/年齢1991年10月16日(32歳)
出身地山口県周南市
身長/リーチ170cm/174cm
戦績22戦17勝(1TKO/14Sub)5敗(RIZIN7戦3勝4敗)
バックボーン柔道
その他第3代Rebel FCフェザー級王者/毛利道場所属/入場曲「Walk This Way feat. AKLO/ZORN」

摩嶋一整(まじまかずまさ)選手は柔道がバックボーンのグラップラー、派手な見た目や言動で注目される選手の多いRIZINフェザー級において「多くを語らず強さのみで魅せる寝技職人」といった感じで玄人好みの渋い魅力の持ち主。

2015年12月摩嶋一整選手は「修斗新人王決定トーナメント ライト級 決勝戦」で湯川和弥選手に腕十字で一本勝ち、修斗ライト級新人王に。その試合も含め2014年からRIZIN参戦までの約5年間、破竹の12連勝を上げそのうち10試合が一本勝ちと驚異の極め力を見せている。

2020年にRIZIN.23でRIZIN初参戦、同じくRIZIN初参戦で当時修斗世界フェザー級王者の斎藤裕選手と対戦。1Rしつこいテイクダウン&グラウンドテクニックで優勢に試合を進めるも、2R早々にタックルに合わせたサッカーボールキックからのグラウンド状態での膝蹴り連打でTKO負けを喫する。

その後もクレベルコイケに三角絞めで一本負け、金原正徳選手にTKO負けと強豪との対戦が続き3連敗。しかし結果だけ見れば一本取られているものの、誰もが避けたいクレベル・コイケとのグラウンドに自ら組み付きコントロールする自力の強さを見せている。

試合後金原正徳選手は摩嶋一整選手について

  • 「摩嶋くん強いわ、もっと上のレベルにいる選手だと思う」
  • 「組に自身があったけどパスされたしテイクダウンされたし、1・2Rは圧倒された

と摩嶋一整選手の実力を称賛するコメントを送っています。

RIZIN.42では芦田崇宏選手と対戦、1R終盤にヴォンフルー・チョーク(変形裸絞め)でRIZIN初勝利&一本勝ちを収めている。

RIZIN.44にて横山武司選手とのグラップラー対決が決定。戦前の展開予想通り、トップから横山武司選手を削り極めさせず摩嶋一整選手が"寝技対決"を制し判定勝利。実力者相手に2連勝しフェザー級での存在感を増している。

RIZIN LANDMARK 8にて予定されていた「ヴガール・ケラモフ vs. 摩嶋一整」はケラモフが来日不可のため欠場、代打で水ダウ「足つぼ最強トーナメント」制覇したばかりの今成正和選手が登場。
ケラモフ欠場は残念すぎるけど通好みのグラップラー対決が実現した。
「摩嶋一整 vs. 今成正和」はケラモフの代打でスクランブル参戦した今成正和選手が摩嶋一整選手のグラウンドパンチ連打でKO寸前まで追い込まれるもアームバーで逆転一本勝ち。RIZINフェザー級戦線ガチで予測不能すぎる。

斎藤裕

斎藤裕(さいとうゆたか)

生年月日/年齢1987年10月8日(36歳)
出身地秋田県能代市
身長/リーチ173cm/171cm
戦績32戦21勝(5(T)KO/2Sub)9敗2分(RIZIN9戦4勝5敗)
バックボーン伝統派空手(剛柔流)/ブラジリアン柔術(茶帯)
その他初代RIZINフェザー級王者/第10代修斗世界フェザー級王者/パラエストラ小岩所属/入場曲「Dead End in Tokyo/MAN WITH A MISSION」

第10代修斗世界フェザー級王者&初代RIZINフェザー級王者、斎藤裕選手。高校時代から始めた伝統派空手がバックボーンでMMAでも跳ねるような独特のステップを使用、一気に間合いを詰め打撃とテイクダウンを織り交ぜ試合を支配していくファイトスタイル。

2019年修斗「30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦」で元DREAMフェザー級王者 高谷裕之選手と対戦、1R右ストレートからのパンチ連打でKO勝利。翌年からRIZIN参戦し、摩嶋一整/朝倉未来/ヴガール・ケラモフと強豪相手に三連勝を飾っている。

朝倉未来選手との試合は「RIZINフェザー級タイトルマッチ」となり、RIZIN2戦目にして初代RIZINフェザー級王座に戴冠

しかし王座防衛戦ではRIZIN初参戦の牛久絢太郎選手の膝蹴りでカットし無念のドクターストップ、王座陥落。短いスパンでのハードな試合が続いたためか3連敗を喫している。

1年振りの復帰戦RIZIN LANDMARK5ではMMAファイターとして急成長を見せている平本蓮選手と対戦、ブランクを感じさせない試合巧者っぷりを見せ平本蓮選手の打撃のカウンタースタイルの距離を封じ復帰戦を勝利で飾った。

選手同士のトラッシュトークや試合以外での言動もクローズアップされがちなRIZINフェザー級において、必要以上に飾らず強さと信念で魅せる質実剛健さが魅力。
斎藤裕選手の飾らない姿はシンプルゆえに光るかっこよさがあるよね。試合で見せる"獲物を狙う狼"のような鋭い眼光からのスイーツ&ラーメン好きっていう女性ファンをキュンキュンさせちゃうギャップ萌え要素もたまらんよな。

超RIZIN3にて「斎藤裕 vs. 久保優太」決定。MMA仕様にアップデートしたK-1 WORLD GP王者に斎藤裕選手が熟練の技で実力差を見せつけるか?

朝倉未来

朝倉未来(あさくらみくる)

生年月日/年齢1992年7月15日(31歳)
出身地愛知県豊橋市
身長リーチ177cm/178.5cm
戦績23戦17勝(8(T)KO/1Sub)5敗1無効試合(RIZIN14戦10勝3敗)/キック1戦1敗
バックボーン極真空手/禅道会(三段)/相撲/ブラジリアン柔術(紫帯)
その他元THE OUTSIDER2階級王者(60-65kg級/65-70kg級)/トライフォース赤坂改めJTT(JAPAN TOP TEAM)所属/入場曲「BattleScars/Lupe Fiasco & Guy Sebastian」
  • YouTubeチャンネル登録者数驚異の330万人超
  • BreakingDown CEO
  • アイドルプロジェクト「Dark Idol」

など多方面で活躍し格闘技以外の面でも注目度が高い朝倉未来選手。当然MMAファイターとしても一流の実力者でテイクダウンディフェンスの強さや空手仕込みの重さ&スピードを両立したサウスポーの打撃のほか、対戦相手を的確に分析し攻略する戦略家として格闘IQの高さを見せている。

RIZIN参戦後は7連勝し、RIZIN.25で行われたRIZIN初代フェザー級王座決定戦「斉藤裕 vs 朝倉未来」で僅差の判定負けを喫した。その後は斎藤裕選手へのリベンジ成功や、前RIZINフェザー級王者牛久絢太郎選手に勝利するなどすでにRIZIN王者クラスの実力があることを証明済み

朝倉未来選手の知名度や影響力ありきで始まったRIZINフェザー級だけど、「主人公」候補の朝倉未来でも簡単にベルトに手が届かないシビアさもRIZINフェザー級の面白いところ。
紆余曲折経て朝倉未来選手がクレベルへのリベンジ達成&RIZIN王座戴冠でこれまでのストーリーをいったん締めくくるのもドラマチックな展開だよね。

超RIZIN.2「ヴガール・ケラモフ vs 朝倉未来」ではあえて自ら強豪のケラモフとの対戦を指名するもRIZINフェザー級のベルトを目前に無念の一本負け、またYA-MANとの初のキックルール挑戦でもKO負けを喫した朝倉未来選手。2024年はリベンジャーとして過去最高の強さで戻ってきてくれることに期待。

超RIZIN.3で朝倉未来選手の復帰戦「朝倉未来 vs. 平本蓮」決定。朝倉未来選手は自身のYouTube動画にて「平本には余裕で勝たせてもらって、大晦日タイトル戦に絡んでる選手を倒したいなと思ってます」と今後の展望を語り、過去最高のガチモードに入ってる模様。

RIZINフェザー級のストーリーを語るうえで外せない、このドラマの最高潮「朝倉未来 vs. 平本蓮」は衝撃的な1RKO決着に…試合後 朝倉未来選手はSNSにて「自分が戦うのは一旦終わりにします」と投稿。
多くのファンが感情を揺さぶられ気持ちの整理が追い付かない中、ひとつの時代が終わった先のRIZINフェザー級戦線。今後どんな展開で魅せてくれるか見届けよう。

10位│イルホム・ノジモフ

イルホム・ノジモフ(Ilkhom Nazimov)

生年月日/年齢1995年3月27日(29歳)
出身地ウズベキスタン
身長/リーチ182㎝/189.5㎝
戦績14戦11勝(5(T)KO/3Sub)3敗(RIZIN2戦2勝)
バックボーンボクシング/テコンドー/空道/柔道/レスリング/コンバットサンボ
その他Tiger Muay Thai所属/入場曲「O'zbegim/Shoxrux」

イルホム・ノジモフは182㎝の長身&187㎝の長いリーチを活かした多彩な打撃を主軸としつつも組み技の強さも併せ持つオールラウンダー

初参戦のRIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijanではイルホム・ノジモフが長いリーチで距離を支配し、アグレッシブかつ多彩なストライキングでホアレス・ディアを圧倒しインパクトを残している。

RIZIN.46「山本空良 vs. イルホム・ノジモフ」では、山本空良選手のUWF回転体を継承したグラウンドテクニックにも対応してみせたノジモフが右ストレート→鉄槌連打で2RTKO勝利し圧倒的な強さを披露。勝利後ノジモフはRIZINフェザー級の王座獲りを宣言している。

ノジモフは手数多いし回転肘とかバックスピンキックなど派手な飛び道具も持ってて沸かせる試合するからRIZINで勝ち続ければ人気出そうだよね。風貌といい出たての頃のゲガール・ムサシみを感じる。
ストライカー寄りだけど腰の強さやグラウンドコントロールの巧さもあってファイトスタイルに隙がないよな。
ノジモフ相手に打撃で真っ向勝負は至難の業だから組み技で対抗できないと攻略するの厳しそうやね。

元王者クレベル&ケラモフを筆頭に、RIZINフェザー級にビクター・コレスニックイルホム・ノジモフ、RIZIN.47に参戦するカルシャガ・ダウトベックラジャブアリ・シェイドゥラエフなど海外の猛者が続々参戦。さらに元RIZINバンタム級王者フアン・アーチュレッタもフェザー級へ転向…!

"黒船"海外勢が続々襲来し混沌を極めるRIZINフェザー級戦線、今後展開される強豪外国人ファイター vs. 日本人ファイター」そして海外勢同士のハイレベルなサバイバルマッチに注目だ。

9位│平本蓮 

平本蓮(ひらもとれん)

生年月日/年齢1998年6月27日(26歳)
出身地東京都足立区
身長/リーチ173cm/179cm
戦績MMA7戦4勝(1(T)KO)3敗/キック戦績15戦11勝(6(T)KO)4敗
バックボーンキックボクシング/ボクシング/空手
その他超RIZIN.3にてLMS(Last Man Standing)ベルト獲得/全国U-15ジュニアボクシング大会優勝/K-1甲子園優勝/K-1ライト級世界トーナメント準優勝/剛毅會所属/入場曲「MELTDOWN (feat. Drake)/Travis Scott」「SICKO MODE/Travis Scott」

平本蓮選手は元K-1トップファイターで未来のK-1王者を期待されながらも2020年に電撃MMA転向&RIZIN参戦を果たす。これまで数々の立ち技ファイターがMMA転向してきたなかで最もMMAに真摯に向き合い、試合する毎にMMAファイターとして進化を見せている。

2018年3月、当時木村フィリップミノル/山崎秀晃/野杁正明選手など錚々たる強豪K-1ファイターを退けてきたレジェンドムエタイ戦士ゲーオ・ウィラサクレックと対戦。1R鋭いジャブと上下に散らす多彩な蹴りで優勢に進め、速射砲のようなパンチ連打で2RKO勝利(ゲーオは日本人から初のKO負け)を飾っている。

平本蓮選手はK-1との契約が満了し、2019年12月にBellator JAPANにて芦田崇宏選手とキックルールで対戦し3度ダウンを奪いTKO勝利。2020年大晦日にRIZIN参戦&MMA転向。

RIZIN.26にてMMA初戦「平本蓮 vs 萩原京平」では序盤にノーモーションのストレートでフラッシュダウンを奪うも、MMAの経験で上回る萩原京平選手にグラウンドでコントロールされマウントポジションからのパンチ連打でTKO負けを喫する。

その後 鈴木千裕戦の敗北を経て2連勝。弥益ドミネーター聡志戦では直前で70㎏に変更された契約体重が物議を醸したものの、ドミネーターのテイクダウンを切り続けコンパクトな打撃を当てていく「カウンタースタイル」を確立し相手の光を消し完勝。MMAファイターとして進化した強さを見せている。

RIZIN LANDMARK5で行われた「斉藤裕 vs 平本蓮」でも空手仕込みのカウンタースタイルとテイクダウンディフェンスの強さを見せるも、手数・アグレッシブさで上回った斎藤裕選手に僅差の判定負けを喫した。

斎藤裕選手に負けはしたものの元修斗&RIZIN王者とも互角に闘えるポテンシャルを発揮しMMAファイターとして評価爆上がり。
この組み技の強さがあれば今後さらに鋭い打撃が活かして一気にトップファイターに化ける可能性も。

超RIZIN.3で行われた因縁決着戦「朝倉未来 vs.平本蓮」は序盤から打撃戦となり平本蓮選手が左フックを効かせ左右の連打→グラウンドパンチ連打で1RTKO勝利、LMS(Last Man Standing)ベルトを獲得している。

試合後 平本蓮選手は鈴木千裕選手が持つこの階級"もう一つのベルト"獲りを宣言。朝倉未来という令和の日本格闘技界の象徴を越えたからには、猛者揃いすぎるRIZINフェザー級戦線・上位陣とのシビアなサバイバルマッチでも魅せてほしいところ。

8位│久保優太

生年月日/年齢1987年10月19日(36歳)
出身地東京都立川市
身長/リーチ175cm/176㎝
戦績MMA戦勝6戦5勝(2TKO/1Sub)1敗/キック戦績61戦49勝(19(T)KO)10敗2分
バックボーンテコンドー/キックボクシング
その他初代K-1 WORLD GPウェルター級王者/K-1 WORLD MAX 2011 -63kg日本トーナメント優勝/初代Krushウェルター級王者/GLORY -65kg SLAM世界トーナメント2013優勝/ISKA世界ライトウェルター級王者/WPMO世界スーパーフェザー級王者/PURGE TOKYO/BRAVE所属/入場曲「Burning/Sarah」サラさんの入場生歌LIVE&試合中の激も凄いと話題に。

元K-1ウェルター級王者&GLORY -65kg SLAM王者でキック界屈指のテクニシャン・久保優太選手。2020年6月3日、K-1 WORLD GPウェルター級王座を返上しK-1離脱を発表。

K-1離脱後 久保優太選手はオリンピック出場を掲げボクシング転向を示唆するも、朝倉未来選手とのYouTubeコラボをきっかけに総合格闘技に魅せられMMA転向。MMAデビュー戦はRIZIN.30「太田忍 vs. 久保優太」と、"レスリング五輪メダリスト vs. 元K-1王者"の他競技を極めた者同士の対戦となった。

MMAデビュー戦では1Rに太田忍選手のタックルにカウンターで顔面への前蹴りを効かせるも、3R通してテイクダウンからのパウンドで削られ判定3-0で敗戦を喫している。

しかしその後は(RIZIN.33シバター騒動での炎上を経て)RIZIN LANDMARK 4で奥田啓介選手にマウントポジションからの肘打ち&パンチ連打でTKO勝利、RIZIN.43でWKF極真世界大会準優勝の実績を持つ強豪ストライカー・木下カラテ選手とのハイレベルな打撃戦を制しRIZIN2連勝

また、RIZIN.45で実現した安保瑠輝也選手との元K-1王者同士のMMAマッチ(5分2R/-70.0kg)では、1Rマウントからのグラウンドパンチ連打→リアネイキッドチョークで一本勝ち。安保ルキヤ選手にMMAの洗礼を浴びせRIZIN3連勝を飾っている。

RIZIN LANDMARK 9 in KOBEでは元修斗環太平洋フェザー級王者でONE Championshipでも活躍したベテランMMAファイター・高橋遼伍選手と対戦。

RIZIN LANDMARK 9「高橋遼伍 vs. 久保優太」

1R 序盤に高橋遼伍選手のカーフキックからの左右のフックを効かされケージ際に下がらせられるも久保優太選手が冷静にポジションを入れ替え凌ぐ。久保優太選手がリーチ差を活かしサウスポーの右ジャブ&三日月蹴りでコントロールしていく。

高橋遼伍選手がタックルのフェイントからの右フックを強振するも久保優太選手がヘッドスリップで流す。高橋遼伍選手はカーフで散らしつつタックルのフェイントでプレッシャーをかけていく。

高橋遼伍選手得意のカーフキックをカット→カーフは効かないアピールでカーフキック封じ、タックルには前手で組み付かせず入られたら首相撲の膝蹴りで対処。2R終盤 久保優太選手が高橋遼伍選手の右オーバーハンドにテンカオを合わせ効かせる。

3Rも久保優太選手が右ジャブ・左三日月蹴り&テンカオをヒットさせていき、高橋遼伍選手のパンチをかわしていく。3R終盤にはバックを取られるもケージ際で粘りテイクダウンさせず。2-1スプリットデシジョンで久保優太選手が格上相手に判定勝利している。

高橋遼伍選手との試合では2R以降久保優太選手がスタンドの打撃戦で徐々に距離感を支配していき、キャリアで勝る格上相手に勝利。MMAファイターとして久保優太選手の実力が本物であることを証明。
試合後インタビューで久保優太選手はRIZINフェザー級第4代王者ヴガール・ケラモフに宣戦布告。対戦相手への理詰めの分析能力も兼ね備えた天才・久保優太がケラモフをも飲み込んで一気にRIZINフェザー級ベルト獲りに王手をかけてしまうのか?久保優太選手の次戦に期待。

超RIZIN3にて元RIZINフェザー級王者・斎藤裕選手と対戦、MMA6戦目にして元王者を左三日月蹴りで下し久保優太選手が2RTKO勝利

久保優太選手が文句なしベルト射程圏内の実力を示すも、現王者・鈴木千裕選手がピットブル戦やクレベル戦とスケジュールパンパンのためタイトルマッチ順番待ちは必須の状況。この間にUFCランカー級のモノホンも数名混じってるっぽいRIZINフェザー級海外勢との「タイトルマッチ査定試合」が組まれる可能性も?

次戦は「久保優太 vs. 上位海外勢」との対戦や、超RIZIN.3で大金星を挙げた者同士にして元K-1ファイター対決「久保優太 vs. 平本蓮」も面白そう。

7位│フアン・アーチュレッタ

フアン・アーチュレッタ(Juan Archuleta)

生年月日/年齢1987年9月13日(35歳)
出身地アメリカ合衆国カルフォルニア州スルタナ
身長/リーチ173cm/175cm
戦績36戦29勝(11(T)KO/4Sub)7敗/RIZIN戦績6戦3勝3敗
バックボーンレスリング(NJCAAオールアメリカン)
その他第8代Bellator世界バンタム級王者/KOTC四階級制覇王者/第5代RIZINバンタム級王者/ブラジリアン柔術紫帯/THE TREIGNING LAB/HB ULTIMATE & GRACIE BARRA所属/入場曲「Love Tonight(David Guetta Remix)/Shouse」「Apache/Xavier Quijas Yxayotl」

元Bellator世界バンタム級王者で第5代RIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタがフェザー級へ階級変向。初戦からRIZINフェザー級の最強格、クレベル・コイケとの対戦となった。

「クレベル vs. アーチュレッタ」はアーチュレッタがクレベルのローをキャッチしテイクダウンするも、クレベル足関→アーチュレッタ回転してエスケープする動きに合わせヒールフックでクレベルが一本勝ち。元王者対決はまさかの1R秒殺決着となった。
RIZIN.48「アーチュレッタ vs.シェイドゥラエフ」戦では2.9㎏の大幅体重超過(2度目)したうえ1R一本負けを喫したアーチュレッタ。3度目やったらさすがに干されそうだけどビッグネームだし頑張ってほしいよな。

アーチュレッタ vs. 金原正徳選手や武田光司選手など組みの強い強豪日本人との対戦も観たいし、コレスニックやシェイドゥラエフ、ノジモフなどRIZINフェザー級に続々参戦してきている海外勢とのサバイバルマッチも激アツ展開。

6位│カルシャガ・ダウトベック

カルシャガ・ダウトベック(Karshyga Dautbek)

生年月日/年齢1993年12月7日(30歳)
出身地カザフスタン共和国
身長/リーチ170cm/170cm
戦績19戦16勝(14(T)KO/1Sub)3敗(RIZIN3戦2勝1敗)
バックボーンボクシング/シラット
その他LEGION/TIGER MUAY THAI所属/入場曲「Оян Қазақ! feat. SQ-NIGHT/ADEKE」

初参戦のRIZIN.13で朝倉未来選手と激闘を繰り広げたカルシャガ・ダウトベック、RIZIN.47「カルシャガ・ダウトベック vs. 関鉄矢」で約6年振りにRIZINフェザー級に再登場。

カルシャガ・ダウトベックは朝倉未来戦では鎖骨の負傷を押しての出場だったとのこと。現在6連勝5KOで勢いに乗る"キング・オブ・カザフスタン"が本領発揮で真価を見せつけるか。
RIZIN.47では現ZSTフェザー級王者の関鉄矢選手をボディを効かせてからの左フック→左ボディストレートで1RKO。フィニッシュブローがボディ&追撃無しなのが超冷静な仕事人って感じで激シブだった。今後ダウトベックが石の拳でRIZINフェザー級を席捲する可能性も?

RIZIN.48「カルシャガ・ダウトベック vs. 木下カラテ」で空手家としてMMAで闘い、DEEPを主戦場に現在3連勝中の強豪ストライカー・木下カラテ選手と対戦。1R1分48秒左ストレートでKO勝利し、改めてダウトベックがフェザー級戦線に強烈なインパクトを残している。

5位│ビクター・コレスニック

ビクター・コレスニック(Viktor Kolesnik)

生年月日/年齢1996年3月7日(28歳)
出身地ロシア
身長/リーチ177cm/180cm
戦績31戦26勝(7(T)KO/8Sub)4敗1分(RIZIN3戦3勝)
バックボーンムエタイ/コマンドサンボ
その他SBC(Serbian Battle Championship)フェザー級王者/OFC(Open Fighting Championship)フェザー級王者/Tiger Muay Thai・KUZNYA Fight Club所属/入場曲「I'm a Man/Black Strobe」

ビクター・コレスニックはPRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦「ヒョードル vs. ミルコ」に影響を受けMMAファイターとなった"PRIDEの遺伝子"を受け継ぐロシアのオールラウンダー。

過去試合ではオーソドックスからのカーフキックを起点にミドル・ハイ・跳び膝・後ろ蹴りなど多彩な蹴り技のほか、首相撲からの肘打ち&膝蹴りや伸びのある豪打とあらゆる距離での打撃戦の強さを見せている。

また、アグレッシブかつ隙のない打撃能力を誇りつつも25勝のうち8勝を一本勝ちしており、2022年5月にMMA series 51で行われたアブデル・ラゼク・マフムード戦では互角の打撃戦→蹴り脚を掴まれタックル→これを切りカウンターのギロチンで一本勝ちといった打撃と組みの連動した芸術的なフィニッシュを披露。

"クラスノダールの死神"ビクター・コレスニックがRIZIN.42でRIZIN初参戦。BRAVE所属の岸本篤史選手とライト級で対戦、1Rに岸本篤史選手の左フックを被弾し効かされる場面があるもコレスニックがテイクダウン→リアネイキッドチョーク。2Rにはカーフキックでダメージを蓄積させビクター・コレスニックが岸本篤史選手にTKO勝利でRIZINデビュー戦を飾った。

続くRIZIN LANDMARK 6ではフェザー級でパンクラスのKOアーティスト高木凌選手と対戦。コレスニックが多彩な蹴り技を中心にプレッシャーを掛けていき、近距離では粘り強い組みも混ぜ3R終盤にギロチンをセット。コレスニックが判定3-0で高木凌選手に勝利している。

多彩な打撃を主軸に全局面で勝負強さを見せるビクター・コレスニックがRIZINフェザー級戦線に参戦。
RIZINフェザー級ではまだ一試合のみだけど、RIZIN参戦前の試合の数々を見るにコレスニックがRIZINフェザー級上位陣にとっても脅威となるのは間違いなし。2024年はコレスニックがカオスなRIZINフェザー級戦線をさらにグッチャグチャに掻き乱して焼け野原にしそうな予感がするよな。

2024年11月17日開催RIZIN LANDMARK10 in NAGOYAにて「ビクター・コレスニック vs. 武田光司」決定RIZINフェザー級の日本人キラーになりつつあるコレスニックが再び存在感を見せつけるか?

4位│金原正徳

金原正徳(かねはらまさのり)

生年月日/年齢1982年11月19日(41歳)
出身地東京都武蔵野市
身長/リーチ173cm/173.5cm
戦績51戦31勝(11(T)KO/11Sub)15敗5分(RIZIN6戦4勝2敗)
バックボーンブラジリアン柔術
その他元UFCファイター/初代SRC(戦極)フェザー級王者/リバーサルジム立川ALPHA主宰/入場曲「轟けDREAM/Daito Music」

金原正徳(かねはらまさのり)選手は2005年からZSTを主戦場に活躍してきたベテランMMAファイター。2009年にDREAMのライバル団体「戦極(せんごく)」に参戦、戦極フェザー級グランプリ2009で優勝。

2009年大晦日に開催されたDynamite!!では「DREAM vs SRC 対抗戦」に出場。"神の子"山本KID徳郁選手と対戦、ダウンを奪い完勝し大きな注目を集めた。

全局面に対応するオールラウンダーぶりは猛者揃いのRIZINフェザー級戦線でも随一。習得しなきゃいけない事が多すぎるMMAにおいて全てハイレベルで体現してるのヤバすぎる。
MMAファイターとして日本屈指の完成度を誇る金原正徳さん、このまま勝ち続けて41歳で最年長RIZIN王者になりそうな空気感ある。

金原正徳選手がUFC参戦を経て2020年にRIZIN初参戦。初戦はバンタム級でビクター・ヘンリーにTKO負けを喫するも、その後階級アップしRIZINフェザー級で3連勝、ベテランの実力と存在感を見せつけている。

RIZIN.44にて「クレベル・コイケ VS 金原正徳」が決定。「クレベルはこれまでの相手とは訳が違う。進退を懸けて闘う」と大一番への気合を語っています。対するクレベルも「金原正徳選手はケラモフよりも難しい相手」と警戒、RIZINフェザー級最高峰のベテランが"柔術界の鬼神"を飲み込みさらに存在感を増していくか?

RIZIN.44にて金原正徳選手が元"絶対王者"クレベル・コイケから終始試合のペースを握り完勝誰もが避けたいクレベルの土俵であるグラウンドで圧倒し、群雄割拠のRIZINフェザー級において金原正徳選手が頭一つ抜けた実力者であることを証明している。

RIZIN.46で最年長チャレンジャーとして現RIZINフェザー級王者・鈴木千裕選手の王座に挑戦。金原正徳選手が格闘家からの勝敗予想で圧倒的な支持を集めるも、鈴木千裕選手の怒涛のパンチ連打に飲み込まれ1RTKO負けを喫した。

3位│ヴガール・ケラモフ

ヴガール・ケラモフ(Vugar Karamov)

生年月日/年齢1992年2月20日(32歳)
出身地アゼルバイジャン
身長/リーチ175cm/179cm
戦績24戦19勝(6(T)KO/9Sub)5敗(RIZIN7戦5勝2敗)
バックボーンサンボ/散打
その他RIZINフェザー級第4代王者/ORION FIGHT CLUB所属/入場曲「Bayati Shiraz (Remix).ft Kenan Bayramli/Tural Ali」Bellatorライト級ファイタートフィック・ムサエフはチームメイトで盟友。

「コーカサスの雷」ことヴガール・ケラモフは2012年にMMAデビュー、2015年10月の試合からRIZIN初参戦の「ヴガール・ケラモフ vs カイル・アグォン」まで驚異の11連勝をあげている。驚異的なフィジカルの強さとサンボ仕込みのグラウンドテクニックが武器のガチ強豪。

初代RIZINフェザー級王者斎藤裕選手には僅差の判定負けを喫するも(ケラモフの反則多数で減点)、その後の試合で巻き返し3連勝中。3連勝のうち2試合を一本勝ちしており極めの強さと引き出しの多さでも魅せている。

今後「クレベル・コイケ vs ヴガール・ケラモフ」が組まれれば"RIZINフェザー級最強外国人決定戦"といった側面のほか、RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザがケラモフの盟友であるトフィック・ムサエフを速攻極めた試合の"代理リベンジマッチ"との見方もできて面白そう。
「朝倉未来 VS ヴガール・ケラモフ」

(LOSE)「朝倉未来 vs ヴガール・ケラモフ」(WIN)試合結果…1R リアネイキッドチョークでケラモフが一本勝ち、ヴガール・ケラモフがRIZINフェザー級新王者に。

1R リング中央で間合いを計る両者、ケラモフが片足タックルへ。朝倉未来がロープ際で粘るもケラモフが抱えながら右フックを餌にテイクダウン成功、さらにパスガードし即マウントポジションへ移行するケラモフ。

グラウンドで朝倉未来をコントロールしつつ破壊力抜群の肘打ち&パウンドを落としていくケラモフ、ロープ際でエスケープを試みる朝倉未来をケラモフがバックで捕らえリアネイキッドチョークをセット→朝倉未来がタップアウト

タイトルマッチで圧倒的パワーを見せつけ無傷の一本勝ち、ヴガール・ケラモフがRIZINフェザー級第4代王者となった。

RIZINフェザー級でトップクラスの打撃&テイクダウンディフェンスを誇る朝倉未来選手相手に何もさせず圧勝…!
朝倉未来選手の悲願の王座戴冠を目前に無慈悲な"圧倒的現実"を見せつけた。
ケラモフは組み技に絶対の自信を持ってるから打撃にも迷いがないし、クレベルとはタイプの異なる強さではあるけど"組んだ時点で詰み"的な怖さがあるよね。

「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」のセレモニーにてケラモフ陣営がフーリガン行為を行ったとして逮捕。その後 首都バクーのサバイル裁判所での審理の結果、「ケラモフら4名に懲役6カ月」が言い渡されたとアゼルバイジャンメディアが報じている。

ケラモフは2024年2月頃から勾留され7月末に釈放された模様。RIZIN復帰戦で元王者の実力&存在感を見せてほしい。

2024年11月17日開催RIZIN LANDMARK10 in NAGOYAにて「ヴガール・ケラモフ vs. 摩嶋一整」決定。ブランク明けの復帰戦でケラモフが元王者の存在感を示せるか?

2位│ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(RAJABALI SHAIDULLAEV)

生年月日/年齢2000年10月11日(23歳)
出身地キルギス共和国
身長/リーチ170cm/170cm
戦績12戦12勝(4(T)KO/8Sub)無敗
バックボーンレスリング
その他元GAMMAフェザー級王者(アマチュアMMA)/Lhlas Team所属/入場曲「Алга Кыргызстан / Азиз Батыров」/ちいかわそっくりで可愛いと話題に。

MMA戦績10戦10勝全フィニッシュのパーフェクトレコードを誇るキルギス人ファイター、ラジャブアリ・シェイドゥラエフがRIZINフェザー級に参戦。

シェイドゥラエフは2022年にロシア最大のMMA団体ACAで3戦全勝、その後キム・スーチョルが優勝した「ROAD FC 63kgトーナメント」準々決勝にてヤン・ジヨンに1Rリアネイキッドチョークで一本勝ち。

しかしROAD FC 63kgトーナメント準決勝ではシェイドゥラエフが体重超過で失格、その後のトーナメント3位決定戦は辞退→UAE Warriors 45を経てRIZIN参戦。

過去試合チェックしたけどスタンドでのプレスの強さもさることながら、グラウンドコントロール&ハンマーみたいな破壊力抜群のパウンドの嵐がエグい…シェイドゥラエフはガチ勢揃いのRIZINフェザー級・海外勢の中でも危険度MAXの可能性浮上…チャーリー柏木さんの容赦ないテコ入れヤバいやろ。
レスリングベースで組み力の強さに加えスタンドの打撃戦でもアグレッシブかつ極めも持ってて付け入る隙なさすぎる。モノホン実力者だけにダナ〇ゲことデイナ・ホワイトに目付けられて中途半端なタイミングでUFCに引き抜かれないようにRIZINで大事にしてほしいよな(声掛かり次第なんの未練もなくそっち行きそう)。

キルギスから日本上陸、RIZINフェザー級の生態系を食い荒らす"外来種の特定危険生物"ラジャブアリ・シェイドゥラエフの次戦に注目だ。

RIZIN.48にて「フアン・アーチュレッタ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」決定。元Bellator世界バンタム級&元RIZINバンタム級王者のアーチュレッタという"ご馳走"を平らげてシェイドゥラエフが世界レベルの実力を証明するか?

「アーチュレッタ vs. シェイドゥラエフ」は2.9㎏体重超過のアーチュレッタに対し「何kgでも関係ない」と強者のオーラで一蹴、シェイドゥラエフがアーチュレッタに腕十字を極め1R一本勝ちしワールドクラスの実力を証明。

勝利後リング上でシェイドゥラエフは現王者・鈴木千裕選手に宣戦布告し王座をロックオン。シェイドゥラエフがRIZINフェザー級王者になるのも時間の問題か?

余談だけど荘厳かつ勇ましい入場曲は和訳で「キルギスに行こう」なのでキルギス共和国への愛国心と誇り(PRIDE)がシェイドゥラエフの強さの秘訣なのかもしれない。

1位│クレベル・コイケ

クレベル・コイケ(Kleber Koike)

生年月日/年齢1989年10月16日(34歳)
出身地ブラジルサンパウロ
身長/リーチ178cm/183cm
戦績42戦33勝(2(T)KO/29Sub)7敗1分(RIZIN11戦8勝2敗1無効試合)
バックボーン柔道/ブラジリアン柔術(黒帯)/グラップリング
その他第3代RIZINフェザー級王者/第3代KSWフェザー級王者/元REBEL FCフェザー級王者/ボンサイ柔術所属/入場曲「Ja Posso Suportar/Pregador Luo」自身のYouTubeチャンネルでの磯部師範との掛け合いも人気。

ブラジリアン柔術黒帯でグラップリングマッチでも数々のタイトルを奪取してきた第3代RIZINフェザー級王者クレベル・コイケ

当時MMAではDEEPを主戦場にしており、2015年にRebel FCフェザー級グランプリ決勝戦で元WEC世界バンタム級王者ミゲール・トーレスと対戦。2Rダースチョークで一本勝ちで優勝しREBEL FCフェザー級王者に輝いている(ちなみに1回戦では芦田崇宏選手から三角絞めで一本勝ち)。

2017年にはポーランドのMMA団体「KSW」でKSWフェザー級王者になるも、現UFCライト級ランカーのマテウス・ガムロットに敗北し王座陥落している。

その後2020年12月にRIZIN参戦以降6連勝、しかもすべて一本勝ちという驚異的な極めの強さでRIZINフェザー級を席捲。

前RIZINフェザー級王者 牛久絢太郎選手との対戦では四つ組みの状態から大外刈りで絡めてテイクダウン&三角絞めという流れで速攻ポペガーしており、もはや「組まれた時点で王手」状態の手が付けられない強さを見せている。

唯一の付け入るスキはクレベルがこれまでの試合で露呈してる「序盤の展開で打撃に付き合い有効打を被弾しがち」なこと。ダウン取った後に怯まず行ききれる豪打の持ち主ならワンチャンあるかも?
ダウン取った後でも仕留め切れないのはクレベルの寝技というテリトリーに入る怖さがあってこそだし、これまでKOさせてないのも強さのうちだよね。

今後クレベルと対戦するのは富・名声・地位すべて手に入れながらも茨の道を進みリベンジャーとして這い上がってきた朝倉未来とのリマッチか、"アゼルバイジャンの英雄"ケラモフとの絶対王者決定戦か?この2人が相手でもクレベルがあっさり極めて無慈悲な現実を突き付けてしまうのか?誰との対戦になっても緊張感ある神試合が期待できそう。

2024年6月9日開催RIZIN.47にて「クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ」決定。第5代RIZINバンタム級王者アーチュレッタがフェザー級に階級転向&初戦から出し惜しみなさすぎる"元RIZIN王者対決"が実現。
この試合の勝者がRIZIN.46「鈴木千裕 vs. 金原正徳」の勝者とタイトルマッチという流れが濃厚か?

RIZIN.47「クレベル・コイケ vs. フアン・アーチュレッタ」は1R 打撃の攻防後アーチュレッタがテイクダウン→スクランブルの展開でクレベルが電光石火のヒールフックを極めアーチュレッタを秒殺ポペガーRIZINフェザー級戦線"クレベル最強説"が再浮上…!

アーチュレッタに勝利後、クレベルが王者・鈴木千裕選手に「千裕、アナタいつ闘う?なんで私から逃げる?アナタ逃げ場ないよ!!」とクレベル構文で宣戦布告。これに対し鈴木千裕選手も「いつでもOK!やってやろうじゃねえか!」と応じている。

鈴木千裕選手はPRIDEレジェンド・五味隆典さんとのスタンディングバウトマッチで拳を負傷、怪我が完治次第「鈴木千裕 vs. クレベル・コイケ」再戦決定の流れ濃厚か?

現RIZINフェザー級王者│鈴木千裕

鈴木千裕(すずきちひろ)

生年月日/年齢1999年5月14日(24歳)
出身地東京都三鷹市
身長/リーチ173cm/177cm
戦績17戦13勝(7KO/1Sub)3敗(RIZIN10戦8勝1敗1無効試合)
バックボーン伝統派空手/キックボクシング/ブラジリアン柔術(紫帯)
その他第5代RIZINフェザー級王者/KNOCK OUT(BLACK)スーパーライト級王者/クロスポイント吉祥寺所属/入場曲「SCARY/THE MAD CAPSULE MARKETS」「Stronger(Rebellion) (feat. Voice Magician)/Monster Rion」
日本人とペルー人のハーフで日本/ペルー/ロシア/スペインと4つの国の血筋が流れており、強靭すぎるフィジカル&身体能力の持ち主。

キックボクシングイベント「KNOCK OUT」の現役KNOCK OUT BLACK( 肘無しルール)スーパーライト級王者で、RIZINフェザー級のMMAファイターとしても活躍する「キックとMMAの二刀流」ファイター鈴木千裕選手。

元々格闘技キャリアはMMAを先にスタートさせており、アマチュアRIZINの「アマチュアMMA2016 フライ級」で優勝し2017年パンクラスでプロデビュー。「フライ級ネオブラッド・トーナメント」で優勝している。

2019年からはKNOCK OUTに参戦。剛腕でならし「無法島GP 64kg級トーナメント」1回戦では現K-1ライト級王者の"全身凶器"与座優貴選手と対戦、与座の多彩な蹴りに削られるも3Rに膝蹴りでダウンを奪いその後も剛腕ラッシュでKO寸前まで追い込み逆転勝利を収めている。

2021年に「KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント」に出場、2試合連続1RKOの快進撃でKNOCK OUT BLACKスーパーライト級王者に輝いた。

RIZINにはKNOCK OUT王者のベルトを引っさげ参戦するも初戦の昇侍に開始20秒でKO負けを喫する。しかしその後破竹の5連勝で巻き返し、RIZIN.43で王者クレベル・コイケとのタイトルマッチに漕ぎつけている。

二刀流だけあり5連勝のうち萩原京平戦ではリアネイキッドチョークで一本勝ち、元ONE Championshipフェザー級ランカー中原由貴選手に右ストレートで1RKOと攻めのバリエーションの豊富さを見せるトータルファイター
ハーフ特有の屈強なフィジカルを活かしたレスリングの強さやグラウンド状態からひっくり返すバネもヤバイ

RIZIN.43ではクレベル相手に持ち味を発揮できず惜敗。しかし約1か月の短いインターバルを経て超RIZIN.2に緊急参戦、現Bellator世界フェザー級王者パトリシオ・ピットブルに1R衝撃TKO勝利を飾っている。

対抗戦でクレベルも下した超強豪パトリシオ相手に"天下無双の稲妻ボーイ"鈴木千裕選手がスカ勝ちKOでRIZINフェザー級の最注目人物であることを証明。

パトリシオにTKO勝利した鈴木千裕がライト級世界12位に

鈴木千裕選手は超RIZIN.2「パトリシオ・ピットブル vs 鈴木千裕」が-70.0㎏契約だったため、MMA戦績のランキングサイトFight Matrixのライト級にて世界12位にランクイン(日本人では最高ランク)。

さらにU25(25歳以下)ではライト級世界1位にランクインの偉業を達成。RIZIN&日本のMMAファイターのヤバさを世界に知らしめている。

ちなみに当時のFight Matrixライト級ランキングで12位の鈴木千裕選手の上には

  • 1位…"戦闘民族"ダゲスタン出身、現UFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフ
  • 2位…"ファヴェーラ産UFC王者"チャールズ・オリベイラ
  • 3位…"名勝負量産系BMF"ジャスティン・ゲイジー

などそうそうたる面子がランクイン。

超RIZIN.2を感染症で欠場したAJ・マッキーはランキング8位、鈴木千裕選手がKOしたパトリシオの実兄パトリッキー・ピットブルは25位にランクイン。

ランキング上位選手を見ると鈴木千裕選手のライト級世界12位がいかにヤバすぎるかが分かりますね。

2023年11月4日(土)開催の「RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan」にて鈴木千裕選手が王者ケラモフと対戦。テイクダウンされるもペダラーダ(下からの蹴り上げ)&グラウンドパンチ連打でケラモフに1RKO勝利、鈴木千裕選手がRIZINフェザー級第5代王座を戴冠

鈴木千裕選手はケラモフ戦の勝利で現役KNOCK OUT&RIZIN王者となり、有言実行の"キックとMMAの二刀流"を体現。
小細工なしの真っ向勝負&大一番で下馬評覆して行ききれる度胸(=稲妻メンタル)、この"持ってる"感は完全にRIZINフェザー級の主人公のそれ。かつてPRIDE武士道で強豪相手に無双した全盛期の"天下無双の火の玉ボーイ"五味隆典さんを彷彿とさせるよね。

RIZINフェザー級王座・初防衛戦にして新旧王者同士の世代交代マッチとなった「鈴木千裕 vs. 金原正徳」は、鈴木千裕選手が1R後半に左ボディからの怒涛の打撃コンビネーション&グラウンドパンチ連打で1RTKO勝利

初防衛に成功した王者・鈴木千裕選手は試合後マイクで現Bellator世界フェザー級王者パトリシオ"ピットブル"フレイレに宣戦布告、Bellatorフェザー級のベルトをロックオンしている。

現Bellator世界フェザー級王者│パトリシオ"ピットブル"フレイレ

パトリシオ"ピットブル"フレイレ(Patrício "Pitbull" Freire)

生年月日/年齢1987年7月7日(36歳)
出身地ブラジル
身長/リーチ165cm/166cm
戦績43戦36勝(12(T)KO/12Sub)7敗(RIZIN2戦1勝1敗)
バックボーンブラジリアン柔術(黒帯)
その他現Bellator世界フェザー級王者/元Bellator世界ライト級王者でBellator世界二階級制覇王者/ピットブル・ブラザーズ所属

Bellator MMAのトップ戦線を席捲するピットブル・ブラザーズの弟、パトリシオ・ピットブル。元Bellator世界ライト級王者で現Bellator世界フェザー級王者、"史上2人目"のBellator世界二階級制覇王者でもある。

パトリシオ・ピットブルはバックボーンにブラジリアン柔術(黒帯)を持ちながらも、伝統派空手のような素早い出入りからのパンチコンビネーション&無慈悲なパウンドを得意としている。グラウンドでもチョーク系での一本勝ちのほか、キムラロックやヒールフックなど柔術仕込みの極めも見せており全局面でフィニッシュを狙えるオールラウンダー。

身長165cm/リーチ166cmとMMAフェザー級としては小柄ながらパンチでのフィニッシュが多い理由について、パトリシオは「ピットブルだから」と答えている。

2023年6月開催のBellator 297では現Bellator世界バンタム級王者セルジオ・ぺティスとBellator世界バンタム級タイトルマッチと、フェザー級のみならずバンタム級でも試合を行っている。

RIZINには2022年12月31日に行われたRIZIN.40で初参戦、「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦 副将戦」として前RIZINフェザー級王者クレベル・コイケと対戦。

それまでRIZIN6戦全勝6SUBと無双状態の王者クレベル相手に得意なポジションを許さず、終始スタンドでプレッシャーを掛け続けフルマークの判定勝利を収めている。

結果だけ見ればパトリシオ・ピットブルがクレベル・コイケの寝技に付き合わず完封しているものの、"世界屈指の獰猛なフィニッシャー"パトリシオに慎重な試合運びをさせたクレベルの強さを改めて評価する声も多かった。

パトリシオ・ピットブル、クレベルの強さを語る

「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦」での試合後パトリシオ・ピットブルは対戦後のクレベルの印象について

  • クレベルはBellatorでもトップに入る強さだ。彼は俺のパンチを上手くかわしていたし、これまでの戦績でも27回の一本勝ちを上げてきていることに驚いているよ。クレベルほど極めの強い選手と闘ったことはなかった
  • 「クレベル選手がRIZINでチャンピオンになるにはそれなりの理由がある。今回の試合では俺が勝ったが、彼はとても強いしリスペクトしている」

と高く評価し、クレベル・コイケへのリスペクトを表しています(しかしその後、超RIZIN.2の会場でピットブル兄弟とクレベルが乱闘を起こしバチバチの関係になっている)。

RIZINフェザー級の絶対王者クレベル・コイケに勝利した「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦」のみのゲスト参戦と思われたパトリシオ・ピットブルが超RIZIN.2にてRIZIN再登場、「パトリシオ・ピットブル VS 鈴木千裕」が決定。

クレベル・コイケとのタイトルマッチでは得意の打撃が活かせなかった鈴木千裕選手だけど、パトリシオ・ピットブルとなら危険なKO必至の打撃戦が期待できそうやね。
パトリシオはRIZINへの継続参戦を望んでるとのことで、ゆくゆくはBellator&RIZINフェザー級の2団体統一王者なるか?

「RIZIN×BELLATOR全面対抗戦」ですでに最強王者クレベルを下しているパトリシオ・ピットブル。今後RIZINに継続参戦するなら実力的にはタイトルマッチ挑戦者候補筆頭なものの、同じくRIZINフェザー級ファイターの朝倉未来選手と合同練習を経て仲間として深い絆が芽生えているためタイトル挑戦には複雑な心境の模様。

パトリシオ・ピットブルはRIZINフェザー級王座挑戦について

俺はすでにクレベルに勝ってるのでRIZINフェザー級のベルトに一番近いが、今は朝倉未来がチャンピオンになるのを応援している

ファンが観たいならクレベルでもケラモフでもOK。(仲間なので)朝倉未来以外なら

と語っている。

朝倉未来選手がRIZINフェザー級王者になった場合パトリシオ・ピットブルがRIZINフェザー級タイトルマッチに絡む可能性が低くなりそうなのは残念なものの、仲間への絶対的なリスペクトを重んじる"Bellator世界フェザー級王者"パトリシオのRIZINでの動向に注目。

超RIZIN.2「パトリシオ・ピットブル vs. 鈴木千裕」でパトリシオがまさかの1RKO負けを喫する

超RIZIN.2開催4日前に急遽追加された対戦カード「パトリシオ・ピットブル VS 鈴木千裕」にて、下馬評を覆す大番狂わせが起きている。

「パトリシオ・ピットブル VS 鈴木千裕」

「×パトリシオ・ピットブル vs. 鈴木千裕○」1RKO 右ストレートで鈴木千裕がKO勝利

1R ゴングと同時に打撃戦へ、鈴木千裕も右フックにパトリシオがワンツーを返す。鈴木千裕がローから思い切りのいいロングフック連打、パトリシオは打撃をしっかり見ているも鈴木千裕の剛腕を警戒してか慎重な立ち上がりに。

鈴木千裕がボディへの右ロングフックと顔面への右フックを放つもパトリシオはバックステップでかわす。鈴木千裕が左ハイから右フックをフルスイング、パトリシオのカーフで体勢を崩す鈴木千裕。

両者リング中央でパンチのフェイントをかけ合い間合いを計る。パトリシオのタックルを切る鈴木千裕、鈴木が左三日月蹴りをヒットさせる。

鈴木千裕が一気に間合いを詰めフックでパトリシオを下がらせる、コーナー際に追い詰めた鈴木千裕が左右のフックを連打し、返しの右ストレートがクリーンヒット。ダウンしたパトリシオに追撃のパウンドを入れ、鈴木千裕が現Bellator世界フェザー級王者パトリシオ・ピットブルに1R衝撃KO勝利を飾った。

パトリシオ・ピットブルは以前から患っていた椎間板ヘルニアをBellatorで行われたセルジオ・ぺティスとの試合で悪化。鈴木千裕選手との試合ではヘルニアの影響で左腕に激しい痛みとしびれがある状態で臨んでいたことが判明。その後パトリシオはヘルニアの手術に成功。

2024年3月22日、Bellatorフェザー級ランキング2位のジェレミー・ケネディとのBellator世界フェザー級タイトルマッチにて、3Rケネディにダウンを奪われるもパトリシオ・ピットブルがワンツーからラッシュをかけ逆転TKO勝利。2度目の王座防衛に成功している。

試合後インタビューにてパトリシオは、超RIZIN.2でKO負けを喫した鈴木千裕選手について「年内に再戦してリベンジしたい」と意欲を語り、一方の鈴木千裕選手もXにて「いつでもぶっ飛ばしてやんぜ」とパトリシオの対戦アピールにアンサー。
Bellatorで「鈴木千裕 vs. パトリシオ"ピットブル"フレイレ2」実現か?

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