かつて"RIZINフェザー級初代王者"斎藤裕選手のYouTubeチャンネルメンバーとして人気を博し、その後所属ジムから絶縁されたアンディコング(安藤切人)さんの現在について紹介していきます。
アンディコングさんは「度重なる契約違反があった」として当時の所属ジムパラエストラ小岩から絶縁、その後MMAファイターとして復帰しています。
しかし2023年6月には傷害・暴行・大麻取締法違反により裁判中と波乱の展開に…本記事ではアンディコング(安藤切人)さんの柔術家時代の強さから裁判中の現在までをまとめていきます。
アンディコング(安藤切人)プロフィール・経歴
アンディコング(安藤切人)
生年月日/年齢 | 1992年8月28日(31歳) |
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出身地 | 東京都 |
身長/体重 | 175cm/85㎏~ |
格闘技バックボーン | ブラジリアン柔術 |
その他 | 元吉本興業のお笑い芸人。柔術では全日本選手権優勝、アジア選手権2連覇の実力者。 |
アンディコング(安藤切人)さんは2016年からブラジリアン柔術を始め、全日本選手権優勝、アジア選手権2連覇などの実績を残した実力者。
RIZINフェザー級初代王者の斎藤裕選手のYouTubeチャンネルにレギュラー出演し人気を博すも、2021年には"不適切な言動や問題行動"により所属ジムのパラエストラ小岩から絶縁されている。
その後2022年にMMAファイターとしてデビューするも
- 6㎏の体重超過で試合中止
- ミドル級(適正階級)の身体が作れずヘビー級で対戦
など、実力はありながらもMMA戦績は振るわず。
また、アンディコングさんは柔術家・MMAファイターになる以前は吉本興業のお笑い芸人(コンビ)として活動し、「コーラソーダ」というコンビ名でM-1グランプリにも出場(2回戦敗退)。
元相方の柔術家
— リボルバー・ヘッド、吉本若手マッチョ部 (@RevolverHead01) July 19, 2020
アンディコングくん@andykongbjjが結婚のご祝儀をくれました。
ちなみに小学校から同級生です。
見た目とは裏腹に優しくて、情に熱い男です。 pic.twitter.com/h4UilIjahz
【戦績】アンディコングはブラジリアン柔術アジア選手権2連覇の実力者
アンディコング(安藤切人)さんは2016年からブラジリアン柔術を始め、驚異的な成長速度で頭角を現し”柔術界の新スター”として当時注目を集めていた。
2018年9月8日開催のブラジリアン柔術トーナメントでは「アジア柔術選手権 アダルト紫帯ヘビー級」にて優勝。アンディコングさんは前年にもアジア柔術選手権 青帯ウルトラヘビー級で優勝をしており、ブラジリアン柔術アジア選手権2連覇の偉業を達成。
アジア選手権を制覇し、今後は世界選手権優勝を目標にしていた
しかもアンディコングはブラジリアン柔術を始めてたった2年の間に
- 全日本選手権優勝
- アジア選手権2連覇
を成し遂げている。
アンディコング(安藤切人)さんの柔術大会での主な戦績は以下の通り。
- 2017年アジア柔術選手権青帯ウルトラヘビー級 優勝
- 2018年全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト紫帯スーパーヘビー級 優勝
- 2018年全日本ブラジリアン柔術選手権アダルト紫帯無差別級 準優勝
- 2018年アジア柔術選手権アダルト紫帯ヘビー級 優勝
ガナビー杯 アダルト紫帯+75kg準決勝
○ 安藤切人vsグラント・ボグダノフ× 2-0
その後アンディコングさんは2019年に出場した柔術トーナメント「ガナビー杯」アダルト紫帯+75kg準決勝にて、のちにRIZINファイターとしても活躍するグラント・ボグダノフ選手と対戦し判定勝利。決勝でアンディ・トーマス選手に敗退し準優勝を飾っている。
アンディコング「今後は柔術界のスーパースターになりたい」
[小岩]紫帯昇格者
— paraestra_news (@paraestra_news) September 13, 2017
以下の者を紫帯昇格とする。
安藤 切人(パラエストラ小岩) pic.twitter.com/rLXw4mDOmD
2018年の柔術アジア選手権優勝後、アンディコングさんは
- 「今回は初めてスポンサーが付きサポートしてくれる方々のためにも負けられない思いが強く、肩に力が入ってました」
- 「結果的に優勝できてサポートしてくれる方々が喜んでくださり安心できました。今後は世界大会を目指していきます!」
と柔術世界大会での活躍を宣言。
また、アンディコングさんは
「柔術家として日本のキッズたちの目標になれるように、強いだけじゃない”スーパースター”になりたいです」
と柔術界のスーパースターになると豪語。自身の柔術の試合を観て柔術に興味を持ってもらい、子供たちに柔術の楽しさに触れてほしいと語っている。
アンディコングが斎藤裕YouTubeメンバーとして人気に
アンディコング(安藤切人)さんは柔術家としての活動と並行して、"RIZINフェザー級初代王者"斎藤裕選手のYouTubeチャンネルにレギュラー出演していました。
斎藤裕選手のYouTubeチャンネルは斎藤裕選手とアンディコング(安藤切人)さんの所属ジム「パラエストラ小岩」で撮影されることが多く、アンディコングさんは独特の明るいキャラクターで盛り上げ役として人気急上昇。
斎藤裕選手はYouTubeチャンネルの質問コーナーでYouTubeチャンネルを始めた理由について
「この3人ならいけると思ったから」
しかしある時期を境にアンディコングさんが斎藤裕選手のYouTubeチャンネルに一切出演しなくなる。
アンディコングが契約違反でパラエストラ小岩と契約解除、絶縁されてしまう
柔術アジア選手権2連覇や斎藤裕選手のYouTubeチャンネルメンバーとしてファンが増え始めていたアンディコング(安藤切人)さんですが、2018年10月にマネジメント契約していたC.R.Eマネジメントからの専属タレント契約を解除されています。
ちなみにアンディコングさんは2018年9月から専属タレント契約を開始、10月後半に契約解除となっており約1か月半という短い期間での契約解除となった模様。
アンディコングさんがマネジメント契約していたC.R.Eマネジメント代表によると、
- 「契約開始1ヵ月半の間にアンディコング選手による度重なる契約違反があった」
- 「何度か話し合いの場を設けたが、本人に改善の意思が全くないため契約解除に向け手続きしている」
とのこと。
また、2021年6月にはアンディコングさんは所属ジムのパラエストラ小岩から破門・絶縁に…
パラエストラ小岩・綾瀬代表の大内敬さんによる公式アナウンスによると、
(アンディコングは)昨年から不適切な言動やトラブル等の問題行動がたびたび見られ、繰り返し注意・指導してきたものの改善が見られなかった
といった内容が綴られている。
度重なる指導を受けたにも関わらずアンディコング(安藤切人)さんの問題行動の改善が見られなかったため、ジムにて立会人のもとアンディコングさんは「令和3年6月20日付けでパラエストラ小岩を退会」処分を受けています。
アンディコング(安藤切人)さんは
- 破門
- 強制退会
- 通常の退会手続き
のいずれかの選択肢があり、通常の退会手続きを選んだとのこと。
しかし大内敬代表は退会後のアンディコング(安藤切人)さんのツイッターでの言動が不適切とし通常の退会届の受理を破棄、パラエストラ小岩、パラエストラ綾瀬からの絶縁に変更されています。
アンディコングさんはMMAや柔術・キックボクシングも習えるフィットネスジム「CUTEジム」の柔術クラスのインストラクターを務めていましたが、こちらも2021年5月に契約解除されています。
ジムを絶縁された後のアンディコングさんは自身のツイッターにて斎藤裕選手へ粘着したツイートを連発、ヴガール・ケラモフに敗戦した試合については
「人気なんて得ようとするから勝負に負けるんだ」
とダメ出しツイート。アンディコングさんはその後ツイッターアカウントを削除しています。
斎藤裕選手がYouTubeでアンディコングについて語るも…
斎藤裕選手はアンディコングさんについて
- 「アンディコングさんに関してはパラエストラ公式を見てほしいなと思っています」
- 「公式に載っている内容がすべてというか。深くもなく、それ以上でもそれ以下でもない状況です」
と自身のYouTubeチャンネルで語っていますが、具体的にどんな"度重なる契約違反"があったのかについては触れていません。
所属ジムを絶縁されたアンディコングがDEEPでMMAファイターとして復帰
所属ジムから絶縁されたアンディコング(安藤切人)さん、約1年後 新たにレンジャージム所属となりMMAデビュー。
格闘DREAMERS EXFIGH03「三上ヘンリー大智 vs アンディコング」
LDHの格闘技部門「格闘DREAMERS」EXFIGHT03にてアンディコングが格闘家兼イケメン俳優の三上ヘンリー大智選手と対戦。アンディコングはMMAデビュー戦(アマチュア)。
三上ヘンリー大智選手はかっこよすぎるルックスのみならずアマチュアキック戦績16戦16勝(14KO)/プロキック戦績4戦4勝の実力派。元UFCミドル級上位ランカーの岡見勇信さんも「三上ヘンリー大智は将来的にミドル級で世界で闘える逸材」と絶賛。
1R 試合開始早々アンディコングの前進しながらの右バックブローからの左フックがクリーンヒット、ダウンした三上ヘンリー大智選手にパウンド連打でアンディコングが開始9秒でTKO勝利。MMAデビュー戦を飾った。
HEAT50にてアンディコングが6㎏の大幅体重超過、試合中止に
2022年5月7日開催のHEAT50にて、イゴール・タナベ選手の負傷欠場の代打としてアンディコングが桜井隆多選手と対戦。
しかしアンディコングが83.9㎏の契約体重に対し、90㎏と6㎏オーバーの大幅体重超過。アンディコングは当然再計量でも体重を落とせず、「桜井隆多 vs アンディコング」は試合中止となっている。
DEEP 108「赤沢幸典 vs アンディコング」
2022年7月10日開催のDEEP 108にて行われたメガトン級マッチ「赤沢幸典 vs アンディコング」。183cm/120㎏の赤沢幸典選手に対し、アンディコングは175cm/100㎏とかなりの体格差マッチとなった。
1R 坊主頭で髪を青く染めたアンディコング、ニヤニヤ不気味な笑みを浮かべつつトリッキーな動きで挑発していく。試合開始早々ケージでリラックスポーズで横になり「来いよ」とアピールするアンディコング、今度は尻を向け"お尻ペンペン"と過剰な挑発を繰り返していく。
挑発しつつ飛び込んでの左フックやバックブローを狙っていくアンディコング、ケージに寄っかかり挑発しようとしたところで赤沢幸典選手がタックルで捕らえアンディコングを持ち上げたままケージ中央へ運ぶ。赤沢幸典選手がハーフガードでコントロールしつつパウンドを落とし削っていく。
ケージ際での破壊力抜群なパウンド&エルボー連打でアンディコングがKO負けを喫した。
DEEP 111「誠悟 vs アンディコング」
2022年12月11日にDEEP 111にて行われたメガトン級マッチ「誠悟 vs アンディコング」。誠悟選手は47歳いぶし銀の大ベテランMMAファイター。
1R 同じ階級とは思えないかなり体格差のある両者(アンディコングが軽く、33㎏の体重差)、序盤アンディコングがトリッキーなフットワークから関節蹴りや左三日月蹴りを放っていく。
体重差を警戒してか関節蹴りを多用するアンディコング、誠悟選手は手数が少ないながらもプレッシャーをかけていく展開。1R終盤にアンディコングのローブローで中断、誠悟選手はアンディコングのスピードを捉えきれず。
2R 徹底して関節蹴り狙いのアンディコング、誠悟選手は左フックをカウンターで狙っていく。アンディコングの跳び膝蹴りでケージ際まで後退する誠悟。R終盤ワンツーを打ったアンディコングがバランスを崩し、誠悟がグラウンド状態からパンチを落としていく。
アンディコングはスタンドに戻るも脚を痛めケージ際で座り込んでしまい、誠悟がパウンドを落としていく。エスケープしたアンディコングが脚の負傷により試合続行不可能になり誠悟選手がTKO勝利を収めた。
アンディコング(安藤切人)が傷害・暴行・大麻取締法違反で逮捕・裁判沙汰へ
MMAデビューを果たし連敗中のアンディコング(安藤切人)さんですが、2023年6月現在なんと傷害・暴行・大麻取締法違反で裁判沙汰になっています。
14:30 新件 傷害、暴行、大麻取締法違反
— 地裁でひっそり/開示請求 (@chisaidehissori) June 27, 2023
安藤切人
アンディコング
令和5年わ略等
816 7部
高裁民事 50高裁刑事 20
地裁民事 370地裁刑事 49
簡裁刑事 12
エクシア合同会社 霞ヶ関0 中目2
アンディコング(安藤切人)さんの次回裁判は、令和5年7月26日に東京地裁にて行われる予定とのこと。
事件の詳細については公表されていませんが、アンディコングさんが何らかのトラブルで暴行・傷害事件を起こしてしまい、さらに大麻所持が発覚した…といったところか?